ハルヒ「ちょっとキョン!あたしの腕章たべたでしょう!?」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/07/18(火) 02:59:39.63 ID:kgrOUtczO
- 長編投下の際の注意
・超長編(もしくはSS職人)の場合はコテトリ付けようっ!でも住人の空気もよく読まないとだめにょろよ?
・前の文章とレスが離れてしまう場合は、文頭に安価つけてくださぁいですぅ・・・あの、お茶どうですかぁ?
・基本はお題フリーです。しかし、主に恋愛系(特にハルヒ)が人気の様ですよ。フフフ、僕とキョン君の恋愛話も大歓迎ですよマッガーレ
・当初の題目は「キョン×ハルヒ」結婚ネタ・・・けど、今はほとんど皆無。別に気にしないで。
・要するに気楽に投下してくれ。メモ帳にまとめて投下、ってのがお勧めだな。
・それじゃ、さっさと投下しなさいっ!いい?あたしを退屈させたら死刑だからねっ!
まとめサイト http://haruhiss.xxxxxxxx.jp/
- 889 :【Lost My Name】:2006/07/18(火) 23:45:20.87 ID:L0/H8rER0
- >>604
59
キョンが眠りから覚めると、そこはこの時間に来たときと同じハルヒの自宅の庭だった。
キョンは、いつからいつまでここに座らされていたのか、びしょびしょに濡れた尻と足をほろって立つ。
呆然と立ったまま、キョンはどうして自分がここにいるのか思い出した。
有希に押し倒され、キスをされた後の記憶がすっぽりと抜け落ちていた。ハルヒは?みくる(大)は?そして、有希は?
慌てて真っ暗闇の中を見渡すと、すぐ隣にみくる(大)が居た事に気付いた。みくる(大)は体育座りのような格好をして俯いている。
有希に眠らされた後の事はわからなかったが、姿を見るだけでは無事のように見えた。
「朝比奈さん、朝比奈さん、大丈夫ですか?あの後何が・・・」
「・・・私が目覚めたら、あなたは床で倒れていました。
それで、私はあなたを担いで・・・男の子ってやっぱり重いんですね・・・ここまで連れてきたんです」
「そうじゃなくて・・・!」
みくる(大)が顔を上げる。その顔は涙で濡れ、目元は真っ赤になり
薄く塗ってあった化粧は崩れて、まるでみくる(小)の様な幼い顔になっていた。
「ダメ・・でした、私がもっと上手く出来ていれば・・・。ごめんなさい、あなたや涼宮さんにまで怪我を負わせたのに・・・。
どうして、どうしてこうなっちゃうのかなぁ・・・キョン君・・・。どうして、いつもこう台無しになっちゃうんだろうね・・・」
「・・・ダメって・・・、泣いてないで教えてくださいよ、何がダメだったんですか?」
みくる(大)は顔を手で覆い、涙声で言う。
「長門さんは・・・消えてしまい・・・ました・・・きっと、自ら・・・」
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