スネオの夏
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/01/22(日) 15:59:47.74 ID:pUdjCgkV0
- 蝉の泣き声が春の終わりを雄弁に語り、夏の終わりを告げる。
全身にまとわりつくような暑さに、体中から汗が吹き出す。
不思議と、不快感はない。
今年もまた、夏がやってきた。
あと何年生きるかは分からないけど、きっと、生涯忘れ得ぬ夏が。
- 30 :1 ◆vC.kHTi4RE :2006/01/22(日) 16:07:54.34 ID:pUdjCgkV0
- ジャイアン「…どけ!」
ジャイアンは僕を乱暴に押し退けると、力の限りドアを叩いた。
ジャイアン「おいスネオ!!いるんだろ!!学校休んでどうしたんだよ!!おいったら!!おい!!」
ジャイアンも、スネオがここにいないことくらい分かっている。
でも、それでも。体を動かさずにはいられないのだ。声を張り上げずにはいられないのだ。
ジャイアン「スネオ!!スネオ!!出て来いよ!!野球しようぜ!!ピッチャーやってもいいからよ!!なあ……野球、しようぜ……」
僕は、懸命に叫ぶ彼を見るともなしに見ながら、ふと、視界の端に何かを捕らえた。
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