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孤独のカレーパンマン
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 12:47:09.37 ID:FPAHBLQy0
ある日、食パンマンがドキンのお腹の中に自分の子が居ることを皆に告げた。
それは3人がバラバラになる事を予感させる出来事であった。

アンパンマン「マジかよ・・・」

食パンマン「ああ、悪い・・・」

アンパンマン「悪いじゃねーよ、俺たちこれからどうすんだよ」

食パンマン「悪い・・・」

アンパンマン「ドキンとは何でもねーってお前言ってたろ!俺たちを騙したのか!?」

食パンマン「騙した訳じゃない・・・ただ言い出せなかったんだ・・・」

アンパンマン「フザけんな!」

カレーパンマン「もういい! もうやめろ・・・」

49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/05/04(木) 13:19:24.59 ID:FPAHBLQy0
そして次の週、カバオは引っ越した。
そのまた翌月、天丼マン、カツ丼マン、釜飯丼マンの3人が合同結婚式に参加し見事に結婚し、
仲良くカップル6人で写った写真がカレーパンマンの元に届いた。
ロールパンナの失踪、ホラーマンの死去、チーズが保健所に連行、その他みんな、カレーパンマンの元を去った。
こうして、この街でカレーパンマンを知る人が、また1人、そしてまた1人と減っていったのである。

平和なこの街でカレーパンマンの活躍の場はなく、カレーパンマンの存在を新たに知るものは居らず、
周囲からはカレーパンマンを、いつも空を飛んでいる奇妙なパンだと気味悪がられるようになった。
しかし、カレーパンマンをパトロールを黙々と続けた。
この街の平和を守るために・・・。

だが彼は自分の存在意義を見出せないと、毎日苦悩の日々が続いた。
そんなカレーパンマンは、パトロールに顔を出す日が徐々に少なくなっていった。
家に篭っては、ただボーッと空を見つめていた。

カレーパンマン「俺は・・・もう必要ないんだろうか・・・。」

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